『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の物語を彩る主題歌は、作風の転換点に合わせて明確に役割が分担されています。イタリアの風を感じさせる叙情性とスタンドバトルの緊迫感を完璧に同居させた2つの楽曲は、制作陣の並々ならぬこだわりによって生み出されました。
前期オープニングを飾る『Fighting Gold』は、第2部OP『BLOODY STREAM』で圧倒的な歌唱力を示したCoda(小田和奏)が担当。作詞に『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌などで知られる及川眠子氏、作曲・編曲に大森俊之氏を迎えた黄金タッグにより、運命の鎖を引きちぎって進むジョルノ・ジョバァーナたちの覚悟がダイナミックなソウル・ロックとして昇華されました。
一方、物語が混迷と決戦へ向かう後期オープニング『裏切り者のレクイエム』を歌い上げたのは、実力派シンガーのハセガワダイスケ氏です。作曲は劇伴音楽を一手に担った菅野祐悟氏が手掛け、重厚なオーケストレーションと緊迫したビートが融合。組織への反旗を翻したブチャラティチームの悲壮な決意を、哀愁と激情を帯びたメロディで表現しています。