サイバーストーカーの手口と心理|今すぐできる証拠集めと自衛策

サイバーストーカーの手口と心理|今すぐできる証拠集めと自衛策

サイバーストーカーの手口と心理|今すぐできる証拠集めと自衛策にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

デジタル空間におけるつきまとい行為は、単なる嫌がらせの域を超え、緻密な情報収集と高度なツールを駆使した組織的犯罪に近い様相を呈しています。特に近年猛威を振るっているのが、オープンソース・インテリジェンス(OSINT)と呼ばれる公開情報調査の手法を悪用したSNS特定の手口です。

投稿写真の瞳に映り込んだ景色や電柱の看板、マンホールの固有デザイン、窓の外の建物の並びから撮影場所を特定する技術は、いまや特殊なプログラミング知識を持たない一般ユーザーの間でも悪用されています。さらに、投稿された時間帯から生活リズムを割り出し、日常的に利用する最寄り駅や通学・通勤ルート、帰宅時間を高精度にプロファイリングする行為が横行しています。

加えて警戒を要するのが、位置情報特定アプリや小型追跡タグ(スマートタグ)の悪用です。加害者が被害者のスマートフォンに無断で監視アプリをインストールしたり、車載品やバッグの底、自転車のサドル裏などに紛失防止タグを忍び込ませたりすることで、24時間リアルタイムで移動履歴を監視する事案が多発しています。

さらに深刻な被害をもたらすのがアカウント乗っ取りの手口です。巧妙なフィッシングサイトへの誘導や、他サービスからの流出パスワードを総当たりで試す「パスワードリスト攻撃」によってSNSやクラウドストレージへ侵入。プライベートな写真やLINEなどの通話履歴を盗み見し、被害者になりすまして知人に不審なメッセージを送信するといった被害が現場で多数確認されています。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。