ジャガイモの芽出しで収穫量激変!プロが教える失敗しない浴光催芽

ジャガイモの芽出しで収穫量激変!プロが教える失敗しない浴光催芽

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「ジャガイモの芽出しは本当に必要なのか」という疑問に対し、農業指導員や熟練農家は揃って「必須の手間」と答えます。種芋をそのまま植えても発芽自体は起こりますが、芽出しを行わずに植えた場合、地温が十分に上がらない早春の土壌内で発芽までに3週間から1か月近い停滞期間が生じてしまいます。

この初期の停滞こそが、家庭菜園における最大の落とし穴です。土中の滞在時間が長引くほど、土壌病原菌に侵入されたり、過湿によって種芋そのものが腐敗したりする確率が跳ね上がります。あらかじめ光を当てて種芋に生命活動のスイッチを入れ、芽を数ミリ動かしてから植え付けることで、定植から萌芽(地表へ芽が出ること)までの日数を約10〜14日も短縮できます。

この時間差がもたらす恩恵は単なる「早生化」にとどまりません。日本の初夏には必ず「梅雨」が訪れます。ジャガイモは過湿と高温に極めて弱く、収穫期が長雨と重なると、疫病の蔓延や軟腐病によるイモの腐敗が急増します。芽出しによって生育ステージ全体を前倒しにし、「梅雨入り前の乾燥した好天が続く時期に収穫を完了できる」ことこそが、秀品率と収穫量を最大化させる決定的な要因です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。