木漏れ日が落ちる小径を歩いていると、ふいに鋭くも愛らしい視線とぶつかる。「OWL'S FOREST(フクロウの森)」で静かに枝にとまるフクロウたちの、微動だにしない佇まいだ。ガラス越しではない生身の気配が、メルヘンな街並みに確かな生命の息吹を吹き込んでいる。
チェシャ猫が顔を覗かせそうな生け垣の奥には、人懐こいリスやアヒル、ヤギたちが気ままに時を過ごす。人工的に作られた空間でありながら、生き物たちの呼吸が重なることで、映画のセットのような無機質さは消え失せる。まるでおとぎ話の登場人物たちが、日常の雑事をこなしている最中の村に迷い込んでしまったかのような錯覚が心地いい。