外反母趾テーピング簡単セルフケアの要は、単に曲がった親指を外側に引っ張るだけでなく、潰れてしまった足裏の「中足骨横アーチ」を復元することにあります。最も汎用性が高く、運動機能を妨げないキネシオロジーテープ巻き方の基本3ステップは次の通りです。
使用するテープは、一般的な外反母趾テーピングおすすめ幅である「50mm幅」の伸縮性キネシオロジーテープを推奨します。あらかじめ角を丸くハサミでカットしておくと、靴下との摩擦で剥がれにくくなります。
【ステップ1:親指を外側へ誘導する「誘導テープ」(外反母趾親指広げるテーピング)】
長さ約15〜20cmのテープを1本用意します。親指の内側(人差し指側ではなく爪の根元付近)にテープの端をテンションをかけずに貼り付けます。そこから親指を軽く外側へ手で誘導しながら、テープを30〜40%程度伸ばした状態で、足の甲を通って踵(かかと)の内側・アキレス腱方向へ向けて斜めに貼り流します。最後の3cmは引っ張らずに肌へ密着させます。
【ステップ2:潰れた横アーチを支える「横アーチテープ」(外反母趾横アーチテーピング)】
長さ約12〜15cmのテープを用意します。足裏の指の付け根にあるふくらみ(母趾球と小趾球を結ぶライン)の直下にテープの中央を当てます。足裏から両サイドを上方へ持ち上げるように適度なテンション(約40%)をかけ、足の甲の上でテープの両端を重ねます。この際、甲の上で強く締め付けすぎると血行障害の原因になるため、甲側はテンションを抜いて貼り合わせるのがコツです。
【ステップ3:足首とアライメントを固定する「アンカー・サポートテープ」】
長さ約20cmのテープを用い、土踏まず(内側縦アーチ)を下からすくい上げるように貼り始め、外くるぶしの上部へ向かって斜めに引き上げます。ステップ1と2のテープの端を押さえつつ、歩行時の回内足(プロネーション:かかとが内側に倒れ込む現象)を制御する役割を果たします。