ビデオリサーチによる関東地区の世帯平均視聴率は、初回が10.9%、最終回が9.6%、全話平均は9.0%前後で推移した。この数字は2019年当時の日テレ土曜ドラマ枠としては標準的だが、特筆すべきはSNSでのハッシュタグ拡散量と、リアルタイム検索の上位占有率だった。
放送当時、Twitter(現X)では毎話放送終了直後に「#俺スカ」がトレンド1位を獲得。特に第1話のラストで原田が教室で放った「お前ら、そのままでいいんだよ」という言葉は、放送後数日間にわたり名言として切り取られ、まとめサイトやニュース記事で拡散された。ネットの反応を分析すると、「泣けた」「学校がつらい人に届いてほしい」という感情的な共鳴と、「現実にはあんな教師いない」「理想論がすぎる」という批判的意見が常に同居していた。
この“賛否の激しさ”こそ、本作が単なる学園エンタメを超えて、教育・ジェンダー・家族という社会問題に切り込んでいた証拠である。2026年の視点で見れば、放送当時よりもLGBTQ+や多様性への理解が進んだ今、改めて視聴すると“先取りしていた”と感じる場面が増えているのも事実だ。