桑沢デザイン研究所の評判と真相|課題地獄・学費・夜間部倍率を徹底検証

桑沢デザイン研究所の評判と真相|課題地獄・学費・夜間部倍率を徹底検証

桑沢デザイン研究所の評判と真相|課題地獄・学費・夜間部倍率を徹底検証を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

美大進学と桑沢デザイン研究所の間で進路を迷う受験生は後を絶ちません。両者の違いを理解する鍵は、「教育理念の根底にある目的意識」と「カリキュラムの構造」にあります。

桑沢デザイン研究所と兄弟校である東京造形大学は、いずれも桑沢洋子によって設立されましたが、その機能分担は明確です。東京造形大学をはじめとする4年制美大は、広範なリベラルアーツ(一般教養)を学びつつ、思索を深めて独自の表現を探求する「学術・研究機関」としての性格を持っています。卒業時には「学士(美術・デザイン)」の学位が授与されます。

対して桑沢デザイン研究所は、徹底した「実学・専門職人養成」の機関です。昼間部修了時に付与されるのは「専門士」の称号ですが、一般教養科目を極限まで削ぎ落とし、投下時間のほぼすべてを実践的デザインワークに充当します。基礎造形から始まり、クライアントの課題解決を想定した実践的ブリーフィング、モックアップ検証、プレゼンテーションに至るまで、現場のプロと同等のワークフローを反復します。

「4年間の時間をかけて幅広い教養と人脈を形成し、学術的なアプローチからデザインを捉えたい」のであれば4年制美大が適しています。一方で、「無駄な講義を省き、1日でも早くプロの現場で通用するポートフォリオと腕前を手に入れたい」という明確な目的意識を持つ者にとっては、桑沢デザイン研究所の3年間(夜間部は2年間)は最も濃密で無駄のない選択肢となります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。