札幌・狸小路「中華料理 香州」の行列を生む理由と必食メニューの真価

札幌・狸小路「中華料理 香州」の行列を生む理由と必食メニューの真価

札幌・狸小路「中華料理 香州」の行列を生む理由と必食メニューの真価の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

香州のメニュー表を開くと、前菜、点心、肉料理、海鮮料理、麺類、飯類まで100種類近い品数が並び、初訪問では目移りしてしまいます。その中でも長年トップクラスの人気を誇る名物料理の真価を掘り下げます。

まず絶対に外せないのが「チャーハン」です。香州のチャーハンは、パラパラ感としっとり感が見事に同居した職人技の結晶です。強い火力で一気に炒め上げられた米粒一つひとつにラードと卵の旨味がコーティングされ、刻まれたチャーシューの塩気とネギの香ばしさが絶妙なアクセントを添えます。シンプルな五目チャーハンのほか、プリプリのエビが贅沢に乗ったエビチャーハンやカニチャーハンも圧倒的な支持を集めています。

続いて多くの常連が注文するのが「麻婆豆腐」です。現代の主流である四川風の花椒が強烈に効いた痺れる辛さとは一線を画し、香州の麻婆豆腐は日本の町中華ならではの深い旨味とコク、そして後から追いかけてくる心地よいピリ辛さが特徴です。餡のトロミが豆腐にしっかりと絡みつき、白米はもちろん、チャーハンにかけて食べる常連客も後を絶ちません。

さらに、大ぶりで弾力のあるエビを特製の甘辛チリソースでまとめた「エビチリ」や、パリッとした香ばしい皮の中にジューシーな餡が詰まった「焼き餃子」、具だくさんの餡が麺に絡む「広東麺」や「五目焼きそば」も外せない名作です。複数人で訪れて大皿料理をシェアしながら楽しむスタイルは、香州の醍醐味そのものと言えます。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。