大手予備校の最新リサーチデータによると、兵庫教育大学学校教育学部の個別学力検査における偏差値は47.5〜52.5、共通テストのボーダー得点率は58%〜63%前後で推移しています。総合大学の教育学部と比較すると、偏差値の数値自体は決して手の届かない高嶺の花ではありません。しかし、数値だけを見て「受かりやすい」と判断するのは早計です。
一般選抜(前期・後期)に加えて、総合型選抜や学校推薦型選抜の比率が高く、倍率は例年1.8倍〜2.8倍程度で安定しています。入試担当関係者の話を総合すると、個別試験では筆記力のみならず、小論文や面接、実技検査を通じて「教員としての適性・指導力へのポテンシャル」が厳格に評価されます。共通テストで手堅く6割以上を確保しつつ、教育課題に対する自身の考えを言語化する論述トレーニングが合否を分ける構造となっています。
近年の教員不足を背景に、各自治体の教育委員会が早期選考や大学推薦枠を拡大している影響から、教員志望度が極めて高い実力派受験生が推薦入試に集中する傾向が強まっています。2026年度入試においても、表面的な偏差値の数字以上に実質的な選考の熱量は高い水準にあります。