内臓の位置と痛みの原因を徹底図解!左右の腹や背中の違和感の正体

内臓の位置と痛みの原因を徹底図解!左右の腹や背中の違和感の正体

内臓の位置と痛みの原因を徹底図解!左右の腹や背中の違和感の正体に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

身体の違和感や差し込むような痛みは、該当する臓器が発するSOSです。ここでは、読者が最も不安を感じやすい部位ごとに、関連する臓器と想定される病態を掘り下げます。

上腹部の中央部がキリキリと痛む場合、みぞおちの痛み 原因として第一に疑われるのは胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎です。しかし、みぞおちの深部には膵臓が位置しているため、急性膵炎や慢性膵炎の初期症状であるケースも見逃せません。さらに警戒すべきは心筋梗塞などの心疾患による「放散痛」です。心臓の痛みが神経の経路を伝わり、みぞおちの圧迫感や激痛として自覚されることがあります。

おへその右側や右肋骨の下が痛む右腹の痛み 内臓のトラブルでは、上部であれば胆石症や胆嚢炎、肝炎が代表的です。食後に右季肋部が差し込むように痛む場合、胆石が胆管を塞いでいる可能性があります。一方、右下腹部に鋭い痛みが移動してきた場合は、急性虫垂炎(盲腸)が強く疑われます。

対照的に、お腹の左側に違和感がある左腹の痛み 内臓の疾患としては、大腸の左側(下行結腸・S状結腸)に起きる虚血性大腸炎や大腸憩室炎、重度の便秘症が挙げられます。また、左上腹部には血液を貯蔵・ろ過する脾臓(ひぞう)が存在し、外傷や感染症による脾腫が痛みの引き金になる例もあります。

身体の側面が締め付けられるように痛む脇腹の痛み 臓器の代表格は、腎臓と尿管です。尿路結石が尿管に詰まると、脇腹から下腹部、太ももにかけて転げ回るほどの激痛が走ります。内臓ではなく肋間神経痛や帯状疱疹の初期症状として皮膚表面にピリピリとした痛みが現れることもあります。

腰よりやや上の背中側が重だるく痛む内臓の位置 背中のサインには、腎盂腎炎や腎結石のほか、膵臓の病変が潜んでいるリスクがあります。「前屈みの姿勢をとると痛みが少し和らぐ」という特徴がある場合、膵臓由来の痛みを疑うのが臨床の鉄則です。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。