女性ボディビルダーに対しては、ネット掲示板やSNS上で「声が低くなるのではないか」「寿命が縮むのではないか」「ステロイド(禁止薬物)を使っているのではないか」といった噂と真相に関する疑問が頻繁に交わされます。
この点について明確に理解しておくべき事実は、「団体のアンチ・ドーピング体制」による大きな違いです。
日本国内で最も厳格な審査体制を持つJBBFは、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)および世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の規定に完全準拠しています。抜き打ちを含む厳格な尿・血液検査が常時実施されており、アナボリックステロイド等の禁止物質は完全に排除されています。
海外の一部の無検査団体で見られるような、極端な男性化(声の低音化や骨格の変形)は、薬物の乱用によって引き起こされる副作用です。日本のナチュラルなトップ選手たちが見せる肉体は、自らのホルモンバランスと長年の純粋な努力によって構築されたものであり、ステージを降りれば女性らしい柔らかな表情と健康的な生活を送っています。
ただし、減量末期の超低体脂肪状態においては、一時的に月経周期が乱れるなどの生理学的反応が起こることは事実です。そのため、選手たちは大会終了後に速やかに体重と体脂肪率を適正値(18〜22%)まで戻す「リバースダイエット」を行い、内分泌系のリカバリーを最優先しています。