滋賀県内の主要花火大会では、最寄りとなるJRの駅周辺や主要道路に短時間で数万人から数十万人の群衆が殺到する。過密状態になったホームや駅前広場での転倒・押し合い事故のリスクは、主催者にとって最も回避しなければならない最悪のシナリオだ。
警察や自治体による入念な事前協議の中で、群衆雪崩を防ぐための動線確保や入場制限の実施が求められるが、そのためには広大なスペースと膨大な警備員が必要となる。万が一の事故が起きた際の法的・社会的責任の重さを考慮した結果、主催者側が「安全な運営は不可能」と判断せざるを得ない局面が増えている。