ネット上には、アパレル業界の年収に関する口コミが膨大に存在する。SNSや掲示板、転職口コミサイトの投稿を分析すると、おおむね次のような傾向が見えてくる。
「20代の頃は年収280万円で、手取りは20万円を切っていた。服が好きで入ったけど、生活はギリギリだった」(30代女性・元店舗スタッフ)
「バイヤーになってから年収は600万円を超えた。でも、そこに至るまでに10年かかった。途中で辞める人も多い」(40代男性・アパレル商社勤務)
「デザイナーは華やかそうに見えて、実際は残業が多くて給与は安い。有名ブランドに入れれば別だけど、そうでなければフリーランスの方が稼げる」(30代女性・フリーランスデザイナー)
これらの声に共通するのは、「好き」という感情と「生活できる給与」のギャップへの葛藤だ。特に店舗スタッフやプレス職では、その傾向が強い。一方で、バイヤーやMD、EC運営などの職種では、スキル次第で年収を伸ばせるという実感を持っている人が多い。
また、アパレル 業界 年収 口コミを分析する際に注意したいのは、口コミは不満を持つ人が書き込みやすいというバイアスだ。実際には、30代で年収500万円を超える人も一定数存在する。重要なのは、口コミを鵜呑みにせず、複数の情報源を照合しながら、自分のキャリア戦略に活かすことだ。