ネット上の情報空間には、中華料理パンダに関するいくつかの誤解が流通しています。来店前に整理しておくべき2つの重要な事実を解説します。
誤解1:大手米系チェーン「パンダエクスプレス」との混同
検索エンジンや地図アプリで「中華料理 パンダ」と調べた際、米国発の大手チャイニーズレストラン「Panda Express(パンダエクスプレス)」と混同してしまうケースが散見されます。パンダエクスプレスはオレンジチキンなどを主力とするアメリカンチャイニーズのファストカジュアルチェーンであり、日本国内の「中華料理パンダ」「町中華パンダ」とは歴史的・資本的な繋がりは一切ありません。求める味わいや利用体験が根本から異なるため、検索時は店舗名だけでなく所在地を必ず確認してください。
誤解2:パンダという屋号の由来と歴史的背景
なぜ日本各地に「パンダ」を冠する町中華が存在するのか――。そのルーツの多くは、1972年の日中国交正常化に伴うジャイアントパンダ来日ブームに端を発しています。日本中がパンダの愛らしさに沸いた時代、中国の象徴であり親しみやすさの極致である「パンダ」を屋号に掲げる店舗が上野をはじめ全国で誕生しました。つまり、中華料理パンダという店名は、日中友好の歴史と当時の大衆文化が融合して生まれた、由緒ある昭和カルチャーの生きた証です。