大阪府民の森ほしだ園地が数ある関西のアウトドアスポットの中で突出した存在感を放つ最大の理由は、巨大吊橋「星のブランコ」の圧倒的なスケール感にあります。交野市・星田の地に伝わる「七夕伝説」や星降る里の伝承にちなんで名付けられたこの吊橋は、標高約180m、全長280m、最高地上高50mを誇り、木床版人道吊橋としては全国でも屈指の規模を有しています。
実際に橋の上に立つと、足元に敷かれた木板の隙間から遥か眼下に広がる美美しい渓谷が見え隠れし、谷を渡る風とともに心地よい揺れが伝わってきます。春から初夏にかけての新緑、夏場の深い緑、そして山全体が錦に染まる秋のパノラマは息をのむ美しさです。展望デッキからは晴天時に北摂の山並みから京都・大阪平野、遠くは太陽の塔やあべのハルカスまで一望できます。
特筆すべきは、これほどの規模を誇る観光資源でありながら、入園料および星のブランコの渡橋料金が完全無料という点です。大阪府が整備・管理する都市近郊型自然公園としての公共性と、民間のテーマパークに引けを取らない非日常的なスリルが見事に調和していることが、年間を通じて家族連れから本格派ハイカー、写真愛好家までを惹きつける根本的な要因となっています。