報道当時のネットコミュニティ(5ちゃんねる、Yahoo!ニュースのコメント欄、旧Twitter)における反応は、極めて過酷なものでした。特に目立ったのは「同じハーフタレントのベッキーは社会的制裁を受けたのに、なぜマギーは会見すら開かずにお咎めなしなのか」というダブルスタンダードへの猛烈な怒りでした。
しかし、時の経過とともにその世論の質感には明確な地殻変動が起きています。彼女が再起を果たせた背景には、大きく分けて2つの戦略的勝因が存在します。
第1に、「テレビの視聴者層」と「自身のビジネスのターゲット層」の完全な切り離しです。地上波ワイドショーを観て倫理的なバッシングを行う主婦層や大衆層に対し、マギーは一切の弁解を行いませんでした。その代わり、彼女が持つ圧倒的なスタイルと美容へのこだわりを支持する20代〜40代の女性層に向け、InstagramやYouTubeを通じて純度の高いコンテンツを発信し続けたのです。
第2に、モータースポーツという強烈な独自ジャンルの開拓です。彼女は国内A級ライセンスを取得し、自らのレーシングチームを立ち上げるなど、女性タレントの枠を完全に超えた本格的な活動を展開しました。車好きやモータースポーツファンという極めて熱量の高い男性コミュニティへ真摯に向き合うことで、過去のスキャンダルを気にしない新たな支持基盤を固めることに成功したのです。