メディア関係者や視聴者の間で長年語り継がれているのが、「黒柳徹子はゲストと事前に一切顔を合わせず、事前の打ち合わせをしない」という業界伝説です。ネット上では「さすがに演出上の誇張ではないか」と疑問視する声も散見されますが、現場の取材検証によると、この逸話は紛れもない事実です。
番組プロデューサーや関係者の証言によると、黒柳徹子は本番直前までスタジオ前室でゲストと対面することはありません。その代わりに行われているのが、スタッフが数週間かけて作成した膨大なリサーチ資料と、ゲストの過去の自著・出演作に対する黒柳自身の徹底的な読み込みです。黒柳の控室には、手書きのメモがびっしりと書き込まれた資料が積み上げられていると伝えられています。
初対面の緊張感と鮮度をそのままカメラの前に持ち込むからこそ、作られた段取りではない「生のリアクション」と「想定外の本音」が生まれます。予定調和を徹底的に排除したこの職人的な制作姿勢こそが、半世紀にわたり視聴者を飽きさせない最大の要因です。