テレビ番組の露出頻度のみを基準にする視聴者層からは「最近見かけない」という声が聞かれることもありますが、映画界やクリエイティブ業界における女優のん現在の評価は、同世代の俳優の中でも極めて突出しています。彼女は現在、自ら設立した「株式会社non」の代表を務めながら、俳優業を軸に多彩な表現活動を展開しています。
声優として主演を務め、興行収入27億円を超えるロングランヒットを記録した劇場アニメ『この世界の片隅に』(2016年)は、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。のんの圧倒的な演技力と声の表現は、彼女が単なるアイドル的女優ではなく、不世出の表現者であることを映画界に知らしめました。その後も『私をくいとめて』(2026年・第33回東京国際映画祭観客賞)、自ら脚本・監督・主演を務めた『Ribbon』(2026年)、さかなクンの半生を描いた『さかなのこ』(2026年)など、女優のん映画代表作となる骨太な作品群に次々と主演しています。
ドラマ領域においても、動画配信サービスの世界的普及が大きな追い風となりました。NetflixやAmazon Prime Videoなどのグローバルプラットフォーム制作によるオリジナル作品、さらにはNHKを中心とした特集ドラマへの起用が相次ぎ、女優のんドラマ出演予定や新作情報は常に映画ファンの熱い視線を集めています。2026年に入ってからも、国内外の映画祭出品を視野に入れた大型企画が複数進行しており、表現者としての活動領域はかつての地上波ドラマの枠組みを遥かに超えたスケールへと拡張しています。