顔文字を使用するにあたって、インターネット上で広く信じられている俗説の中には、技術的・マナー的な観点から見て誤った認識が少なからず存在します。トラブルを未然に防ぐために知っておくべき事実を解説します。
誤解1:「特殊文字を使った顔文字はどの端末でも同じに見える」
海外の言語圏で使われるキリル文字やチベット文字、記号用Unicodeを組み合わせた顔文字は非常におしゃれですが、OSのバージョンや端末環境によっては「□(豆腐文字)」と呼ばれる文字化けを起こす場合があります。特に最新のiOSでしかレンダリングできない特殊文字をAndroid端末や古いPCブラウザで受信した場合、全く意図しない不気味な記号の羅列に見えてしまう事故が多発しています。相手の使用環境が不明な場合は、標準的な半角記号と全角かなで構成された顔文字を選ぶのが鉄則です。
誤解2:「絵文字(Emoji)が標準化された今、顔文字を使うのは時代遅れ」
スマートフォンのOS標準絵文字が普及した現代においても、顔文字ならではの独自の強みが再評価されています。絵文字はデザインが固定されており、プラットフォームごとの絵柄差異によって「意図した表情と違って見えてしまう」問題が起きがちです。一方、顔文字はテキスト記号の配列であるため、ニュアンスの微調整(照れ具合、視線の角度、脱力感など)が無限に行えるという柔軟性を誇ります。そのため、若年層の間では「絵文字よりも細やかな感情のグラデーションを表現できるツール」として積極的に愛用されています。