第255話の幕開けは、生前の五条悟とミゲルの密談回想から描かれます。五条はミゲルの類まれなる骨格と筋肉のバネ、そして天性の呪力操作センスを高く評価し、自らの死後に宿儺を討つ保険としての協力を要請していました。ミゲルは当初「割に合わない」と拒絶の姿勢を示していたものの、ラルゥの強い説得と仲介により、最終的に「宿儺が五条や乙骨に削られた後、勝ち目がある状況に限る」という条件付きで新宿決戦への参戦を決意した背景が明かされました。
現代の戦場では、日下部が倒れた直後の絶体絶命の窮地にミゲルとラルゥが突入します。宿儺が放つ「解(カイ)」の斬撃を、ミゲルは軽やかなステップと独自の体術で完全に回避。ラルゥの術式サポートと連携しながら、宿儺の懐へ潜り込んで重い打撃を叩き込みます。
さらに、反転術式による傷の治療を終えた虎杖悠仁と脹相が戦線に復帰。虎杖は脹相との連携による「穿血」を放ち、宿儺の注意を逸らします。そこへ死角から奇襲を仕掛けた禪院真希が宿儺の左腕を斬り落とすなど、術師側の見事な波状攻撃が宿儺を確実に追い詰めていきました。
しかし、百戦錬磨の呪いの王は崩れません。ラルゥが自らの術式で宿儺の注意を惹きつけた瞬間、宿儺の拳が黒く輝き、空間を歪める強烈な「黒閃」がラルゥに直撃。戦場に再び絶望の暗雲が立ち込める緊迫の幕切れとなりました。