大口真神がもたらす神徳(ご利益)は多岐にわたりますが、中核をなすのは「厄除け」「盗難除け」「火難除け」「憑き物落とし(魔除け)」の4大守護です。鋭い嗅覚と圧倒的な力で悪霊や悪人を嗅ぎ分け、侵入を許さない防壁の神として信じられてきました。
神社から授与された大口真神のお札(お犬様のお札)の貼り方には、古くからの作法と注意点が存在します。
- 貼る場所:基本は「玄関の内側」または「外壁・門口の目線より高い位置」です。邪気が外から侵入する境界線(結界)に向けて外側を表にして貼るのが原則です。
- 室内の場合:神棚がある場合は神棚の向かって左側(または眷属札を配置する所定の場所)に丁重に祀ります。
- 注意点(御眷属拝借の場合):三峯神社の「御眷属拝借」など、1年間限定で狼の御霊をお借りする神札は、必ず1年後に神社へ返納し、更新の手続きを行うのが厳格な習わしです。粗末に放置することは禁忌とされています。