Q1:一人当たりGDPは本当に韓国が日本を完全に抜いたのですか?
A1:物価の違いを調整した購買力平価(PPP)ベースの一人当たりGDPでは、韓国が日本を上回る状態が定着しています。一方、為替レート換算の一人当たり名目GDPでは、3万3,000〜3万5,000ドルのレンジで拮抗しており、円高・ウォン安に振れれば日本が上回り、円安が進めば韓国が上回るという僅差のデッドヒートが続いています。国全体の経済規模(名目GDP総額)では、日本が韓国の2倍以上を維持しています。
Q2:韓国のほうが初任給や平均年収が高いなら、若者は韓国で就職した方が得ですか?
A2:一概に得とは言えません。メディアで報じられる高い初任給は大半が財閥系大企業のものであり、就職競争率は数百倍に達します。就労者の大多数を占める中小企業の待遇は日本より低く、解雇規制も日本ほど厳格ではありません。新卒正社員への就職の容易さや雇用の安定度、終身雇用的なセーフティネットの観点では、日本企業の方がリスクが低いのが実情です。
Q3:日常生活の豊かさや生活水準は、日韓どちらが上だと評価されていますか?
A3:何を重視するかによって評価が分かれます。街全体のIT利便性やエンタメの活気、トップ層の購買力では韓国が際立っています。一方で、安くて質の高い外食、住宅のコストパフォーマンス、医療・年金制度の充実度、高齢者や子供の生活の安心感といった総合的な暮らしやすさでは、日本が優位を保っています。表面的な平均年収の比較だけでは生活水準の優劣を測ることはできません。