近年のテレビ業界では、従来の世帯視聴率にとどまらず、金曜ドラマの視聴率推移における「個人全体視聴率」および「コア視聴率(13歳〜49歳)」の動向が最重視されています。世帯視聴率が一桁台であっても、コア視聴率が同時間帯トップであれば、スポンサー企業からの評価は極めて高くなります。
実際にSNSや大手掲示板(5ch、Yahoo!リアルタイム検索など)における金曜ドラマの評判とネットの反応を定点観測すると、放送開始15分でX(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得する作品には明確な共通点が存在します。視聴者が思わずツッコミを入れたくなるコミカルな台詞回しや、画面の端に散りばめられた怪しげな小道具など、視聴者を「能動的な観察者」に変える演出が施されている点です。
データ分析と現場取材に基づき、今期の金曜日ドラマでおすすめできる作品の傾向を総括すると、以下の2極化が鮮明になっています。
- 1週間の疲れを癒やす「爽快・共感型ヒューマンドラマ」:登場人物の成長と軽快な会話劇で、金曜夜に心地よい多幸感をもたらす作品。
- 翌日の予定を忘れて没頭する「超展開サスペンス」:毎回ラスト1分で衝撃の事実が発覚し、SNSでの考察合戦が止まらなくなる作品。