皇室の身体的特徴を歴史的なスパンで捉え直すと、また興味深い事実が見えてきます。明治以降の歴代天皇の身長推移を紐解くと、それぞれの時代の日本人成人男性の体格差が如実に反映されています。
まず、明治維新を牽引した明治天皇は、当時の記録や遺品(軍服など)から約167cmと推計されています。明治初期の成人男性の平均身長が155cm〜158cm程度だった時代において、167cmは堂々たる大柄であり、威風堂々たる存在感で人々を圧倒したと伝えられます。
続く大正天皇は約163cmと標準的な体躯であられました。そして昭和天皇は、若い頃の記録で約165cmと測定されており、当時の平均身長(約160cm〜162cm)をやや上回る背丈でした。晩年はご高齢に伴い160cm前後まで縮まれたとみられます。
そして上皇陛下の身長は、昭和30年代のご成婚当時で約165cm、平成から令和にかけての近年では約162cm前後とされています。こうして比較してみると、徳仁天皇の「約163cm〜164cm」という数値は、歴代の天皇陛下の系譜から見てもごく自然であり、極めて均整の取れた皇統の身体的特徴を受け継がれていることが理解できます。