展覧会の幕が下りてからファンの間で最も議論されてきたのが、ジブリ立体建造物展再開催の真相です。2014年の江戸東京たてもの園を皮切りに、愛知県美術館、熊本市現代美術館、長野県信濃美術館、そして2017年から2018年にかけて開催されたあべのハルカス美術館での巡回展開催経緯を最後に、同展の大規模な全国巡回は途絶えています。
ジブリ立体建造物展2026年最新の状況をスタジオジブリの公式動向や展覧会企画の現場関係筋から検証すると、現時点で同一パッケージによる再開催の計画はアナウンスされていません。その背景には、2022年に第1期が開園し、2024年に全面オープンを迎えた「ジブリパーク(愛知県長久手市)」の存在が大きく影響しています。
スタジオジブリが保有する立体造形物や制作リソースは現在、ジブリパーク内の各エリアや「三鷹の森ジブリ美術館」の企画展示へと重点的に振り分けられています。さらに、数メートル規模に及ぶ精緻な木製模型は輸送や組み立てに伴う破損リスクが極めて高く、経年による文化財的価値の高まりからも、かつてのような頻繁な全国巡回は物理的に極めて困難なフェーズへ移行しているのが実情です。