半袖空調服の性能を100%引き出すために絶対に欠かせないのが、高機能アンダーウェアとのレイヤリングです。「半袖空調服を素肌や綿のTシャツの上に着てもあまり涼しくない」と感じるケースのほぼすべては、インナーの選択ミスに起因しています。
綿のシャツは吸水性に優れるものの速乾性が低く、汗を含むと重くなり空気の通り道を塞いでしまいます。そこで威力を発揮するのが、吸汗速乾性と接触冷感機能を備えた「コンプレッションインナー」です。
コンプレッションインナーが皮膚表面の汗を素早く吸い上げ、極薄の生地表面に拡散。そこに空調服ファンが生み出す強烈な気流が当たることで、爆発的な気化熱現象が発生します。素肌に直接風を当てるよりも、濡れた冷感インナーに風を通した方が体感温度はマイナス3℃〜5℃近く急降下します。
また、前腕部の露出対策としては「接触冷感アームカバー」との組み合わせが極めて有効です。長袖のコンプレッションを着るか、半袖インナー+アームカバーにするかは好みが分かれますが、アームカバー方式なら休憩時にサッと取り外して水で濡らし、再装着してファンを回すことで瞬時に凍えるような冷却感(ウォータークーリング効果)を再現できます。