Q1:「無用の長物」を人に対して使っても失礼になりませんか?
A1:非常に強い否定的な意味合い(役に立たず邪魔である)を持つため、他者に対して使うのは極めて失礼にあたります。ビジネスや公の場で特定の人物を指して使うのは避けるべきです。ただし、自分の至らなさを自虐的に表現する際に「私のような無用の長物ですが…」と謙遜で用いられることはあります。
Q2:「無用の用(むようのよう)」とは何が違うのですか?
A2:一見似ていますが、思想的に正反対の概念です。「無用の用」は中国の思想家・荘子の教えで、「一見すると何の役にも立たないように見えるものが、実は根本的なところで大きな役割を果たしている」という深遠な価値観を指します。一方、「無用の長物」は単純に不要で邪魔な存在を指します。
Q3:物以外の「制度」や「法律」に対しても使えますか?
A3:問題なく使えます。形ある物理的な物だけでなく、時代遅れになって機能していない「形骸化した社内規定」や「形だけの形見分けルール」など、抽象的な仕組みが無駄な負担になっている場合にも広く用いられます。