「米菓は、日本の風土と農業をそのまま味わう食べ物です。妥協した瞬間に、米の神様に見放されてしまう」。そう語るのは、山田晃市(丸彦製菓代表)氏だ。時代の変化とともに消費者のライフスタイルが多様化するなか、米菓製造業として守るべき伝統と、新しい価値を創造する挑戦。その両輪を回し続ける山田氏の眼差しは揺るぎない。
日光を訪れる観光客にとって、工房直売所で焼き立てを味わう体験は旅の大きなハイライトとなっている。出来立ての香ばしさに触れる体験型スタイルは、栃木県観光土産産業全体の活性化にも大きく貢献している。地域に根ざし、地域の誇りを全国へ届ける。その強い信念が、一粒一粒の米菓に宿っている。