『UNDERTALE』の楽曲をピアノで弾いてみたいと考えた際、楽譜の読譜力やピアノ経験に応じた適切なステップアップが挫折を防ぐ鍵となります。SNSや動画投稿サイトでは数多くの演奏動画が共有されていますが、実態として「難易度の選択を誤って途中で投げ出してしまう」ケースが少なくありません。
初心者におすすめの楽曲とドレミ運指
ピアノに触れたばかりの入門者には、まず『Home(ホーム)』や『Memory』が最適です。これらの楽曲はテンポが穏やかで、基本となるメロディラインがドレミファソラシドの自然な音階に沿って作られています。
例えば『Memory』の導入部分は、右手単音だけであれば「ソ・ド・レ・ミ・ファ・ファ・ミ・レ」の動きを指番号(親指=1、人差し指=2……)を固定したまま演奏できます。左手は「ド」「ファ」「ソ」のルート音(ベース音)を長く伸ばして重ねるだけで、十分にゲーム内の幻想的な雰囲気を醸し出せます。
上級者向け:超絶技巧『MEGALOVANIA』と連弾の醍醐味
一方、中上級者の間で熱狂的な支持を集めるのが『MEGALOVANIA』や『Battle Against a True Hero(本物のヒーローとの戦い)』です。特に『MEGALOVANIA』のピアノアレンジは、原曲のエレキギターとドラムによる高速ロックサウンドをアコースティックピアノ1台で表現するため、左手の持続的なオクターブ連打とオフビートのアクセントが極限まで詰め込まれています。
公式楽譜集に収録されているDavid Peacock氏のアレンジは、単なる原曲再現にとどまらず、ドビュッシーやラヴェルを思わせる近代和声やプログレッシブ・ジャズの手法が大胆に取り入れられています。1台4手による連弾(Piano Duet)スコアでは、2人の奏者がポリリズムを織り成しながら圧倒的な音圧とドラマ性を生み出す設計となっており、発表会やコンサートピースとしても極めて高い完成度を誇ります。