100均ネオジム磁石は売ってない?販売中止の噂と売り場を徹底調査

100均ネオジム磁石は売ってない?販売中止の噂と売り場を徹底調査

100均ネオジム磁石は売ってない?販売中止の噂と売り場を徹底調査の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

なぜ「100均のネオジム磁石が店頭から消えた」という噂がこれほど広まったのか。その発端をたどると、経済産業省による消費生活用製品安全法(消安法)の政令改正に行き着きます。

経済産業省は、強力な磁石を多数組み合わせた玩具・インテリア用品「マグネットセット(球状や立方体のパズル玩具)」について、乳幼児が誤飲して腸管壁を挟み込み、開腹手術や重篤な内臓穿孔を引き起こす事故が国内外で相次いだ事態を重く見ました。この経緯を受け、2023年6月19日より規制対象として政令指定され、安全基準(技術基準)を満たしたPSCマークのない「磁石製娯楽用品」の製造・販売が法的に禁止されたのです。

この報道がテレビやネットニュースで大々的に報じられた際、「強力磁石そのものが全面販売禁止になった」と誤って記憶した消費者が少なくありませんでした。しかし、規制の対象となったのはあくまで「玩具や娯楽を目的とした複数のマグネットセット」です。100円ショップで販売されているような、文房具・工具・DIY資材として単品でパッケージされた板状・丸型のネオジム磁石は、規制の対象外となっています。

もう一つの決定的な要因は、店舗現場における在庫回転率の高さです。1個あたり110円(税込)という圧倒的コストパフォーマンスから、まとめ買いするプロ志向のDIYユーザーやハンドメイド作家が多く、入荷と同時に棚から姿を消す「一時的な欠品」が頻発します。この供給サイクルの波が、規制の記憶と結びつき、「売ってない=販売中止」という誤解を増幅させたのです。

山田 真由
著者

山田 真由

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