皮膚の症状が完全に治ったにもかかわらず、3ヶ月以上にわたって刺すような痛みや電撃痛が残る状態を「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼びます。50歳以上で発症した患者の約2割がこの後遺症に移行するとされ、中には年単位で苦しむ人も存在します。
処方された薬でも痛みがコントロールできず日常生活に支障が出る場合、頼るべきは麻酔科やペインクリニックです。ペインクリニックでは、プレガバリンなどの神経障害性疼痛治療薬の処方に加え、痛みの伝達を遮断する「神経ブロック注射」を行うことができます。神経ブロックは興奮した神経を休ませ、血流を劇的に改善することで、傷ついた神経の自然治癒を強力に後押しします。