写真が真っ白になる「白飛び」とは?原因と復元限界・失敗を防ぐ撮影術

写真が真っ白になる「白飛び」とは?原因と復元限界・失敗を防ぐ撮影術

写真が真っ白になる「白飛び」とは?原因と復元限界・失敗を防ぐ撮影術について分かりやすく解説いたします。最新の情報をお届けします。

白飛びを引き起こす最大の根本原因は、カメラが記録できる明暗の再現幅である「ダイナミックレンジ」の限界にあります。人間の目は驚くほど柔軟で、強い日差しの中でも青空と日陰にいる人物の両方を鮮明に知覚できます。しかし、カメラのセンサーが一度に記録できる明暗差の幅は、人間の視覚ほど広くありません。

具体的に白飛びが発生する主なシナリオは以下の3つに集約されます。

第1に、極端な明暗差(高コントラスト環境)です。真夏の直射日光下、晴天時の逆光、あるいは暗い室内から窓の外を同時に写し込むシチュエーションでは、明暗差がセンサーの許容範囲を軽々と突破します。暗い室内に明るさを合わせれば窓の外が白く吹き飛び、外の景色に合わせれば室内が真っ暗に沈みます。

第2に、カメラの自動露出(AE)の判断ミスです。カメラは画面全体の平均的な明るさを「適正なグレー」に合わせようと計算します。そのため、黒い服を着た人物や日陰の面積が画面の大半を占めていると、「画面全体が暗い」と誤認してシャッター速度を遅くしたりISO感度を上げたりしてしまい、背景の空や明るい被写体を白く飛ばしてしまうのです。

第3に、マニュアル撮影時の露出オーバーです。絞りを開放しすぎたり、屋外でシャッタースピードを遅く設定しすぎたりすることで、単純に物理的な光量が過剰供給されるケースです。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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