グループの結成当初から「いつまで続けるか」を見据えて活動するアーティストが増えている。アイドルという職業を人生の終着点ではなく、キャリアの強力なアクセラレーター(加速装置)と捉える思考法だ。
音楽プロデューサーの相沢彰一氏はこう指摘する。「今の若手アーティストにとって、アイドル活動は自己表現のポートフォリオを完成させるためのプロセスです。歌やダンス、トークスキルを磨き、固定ファンを獲得した上で、30代を迎える前に個人の名義で次の領域へ移動する。グループを長引かせてブランド価値を薄めるよりも、ピーク時で綺麗に完結させる方が、その後のソロ活動や起業において圧倒的に有利だと彼らは知っています」