取材に応じた整形外科専門医は、「上後腸骨棘周辺の痛みを『ただの腰コリ』と自己判断して野放しにするのは極めて危険だ」と警鐘を鳴らす。公益社団法人日本整形外科学会の見解でも、長引く痛みの裏には難治性の仙腸関節炎や、神経障害が潜んでいる可能性があると指摘されている。
また、現場で患者と向き合う理学療法士も、公益社団法人日本理学療法士協会の症例報告を引き合いに出しながら、痛みが太ももの裏や股関節にまで波及している場合は即座に専門医を受診すべきだと語る。痛みをかばう動作がさらなる身体の歪みを生み、負のループに陥る前にプロの診察を受けることが重要だ。