東京・青山や横浜をはじめ、日本国内のアストンマーティン拠点には今、かつてないほど熱心な顧客層が足を運んでいる。単なる移動手段や誇示するための高級品としてではなく、独自の自動車文化を熟知した日本のオーナー層は、このブランドの根底に流れる「クラフトマンシップ」と「控えめな気品(アンダーステートメント)」を鋭く見抜いている。
過度に主張しすぎるデザインとは一線を画す、ブリティッシュ・レーシング・グリーンに代表される深みのあるボディカラーと、最高級レザーを手縫いで仕上げた緻密なインテリア。週末の箱根のワインディングロードを軽快に駆け抜け、都心の高級ホテルの車寄せにも自然に馴染む。この多面的な魅力が、感度の高い日本のオーナーたちの支持を盤石なものにしている。