斜面を丸ごと活用したダイナミックな地形。それがこの場所の最大の武器だ。平坦な広場とは異なり、歩くだけで自然と体幹が鍛えられるような起伏が広がり、視界がひらけるたびに新しい遊具が姿を現す。
中でも圧倒的な存在感を放つのが、木々を縫うように設置された超ロングスライダーや、スリル満点の大型アスレチック塔だ。風を切って滑り降りる子どもの顔には、本物の冒険を達成した者だけが浮かべる得意気な笑みが広がる。既製品の遊具を並べただけではない。木の質感や丸太の太さ、足元に敷き詰められたウッドチップの感触にいたるまで、子どもの感覚器をフルに触発する設計が徹底されている。
「うちの子、家ではゲームばかりなのに、ここに来ると1日中走り回ってるんです」——取材中に話を聞いた母親の言葉が印象的だった。身体を限界まで動かす快感。それは時代が変わっても決して色あせない、子どもたちの本能なのだと実感させられる。