大阪における立ちんぼの地理的変化を追うと、明確な特徴が見えてくる。古くから歓楽街として知られる大阪市梅田・太融寺町周辺では、ビル陰や細い路地にたたずむ女性たちの姿が目立つ。このエリアはビジネス街に隣接していることもあり、比較的落ち着いた年齢層の客やリピーター層が中心とされる。
一方で、若者や外国人観光客がひしめく難波・心斎橋エリアでは、状況が大きく異なる。20代前半や時には未成年の女性たちが、道頓堀周辺の橋の袂やコインパーキング付近に姿を現す。SNSを通じて場所情報をリアルタイムで共有し、買客と接触を図るスタイルが定着しているのだ。エリアごとに客層や提示される金額、密売買の手口までもが分化しており、都市構造の隙間に根を深く張っていることが窺える。