ボトルの前に立った時、誰もが最初に迷うのがラインナップの構造だろう。究極の調香実験室とも称される「プライベート ブレンド」は、調香師の制約を排した実験的かつ大胆なコンポジションが特徴だ。大半が濃密なオードパルファムとして仕立てられており、まるで独創的なニッチフレグランスを手に取るような贅沢さを味わえる。
一方で、よりデイリーに寄り添うシグネチャーラインは、洗練されたエレガンスを日常にもたらす。国内外の香水マニアが集う伊勢丹新宿店の店頭でも、この2つのラインの違いを確かめながら真剣にボトルを選ぶ客足が途絶えることはない。