もともとこのブームの引き金となったのは、2001年に公開された矢口史靖監督の映画『WATER BOYS』だった。妻夫木聡が主演を務め、興行収入数十億円を叩き出す大ヒットを記録したことで、男子シンクロという奇想天外なモチーフが全国区のエンターテインメントとして認知された経緯がある。
映画版の爆発的ヒットを受けて制作されたドラマ版は、矢口史靖監督が構築した「本気で吹き替えなしのパフォーマンスに挑む」というスピリットをそのまま継承した。吹き替えを使わないからこそ生み出される若者たちの本気の汗と涙が、テレビの画面越しに視聴者の胸を強く打ったのだ。