エンタテインメント業界やデジタルメディアにおける「熟女」の扱われ方も、ここ数年で大きく変容した。かつては過度に性的・官能的な記号として消費される偏りが存在したものの、現在では「自立した格好いい女性」「洗練されたライフスタイルを持つ大人」というポジティブなコンテキストで語られることが増えている。
ドラマやWebムービーで主演を張る50代女優たちの姿は、若者のトレンドリーダーとしても機能している。単なる加齢への抗いではなく、年を重ねるプロセスそのものを楽しむ姿勢が、幅広い視聴者層から共感を集めているのだ。メディアが提示する「熟女像」は、もはや消費される存在ではなく、憧れの対象へと昇華した。