言葉の正しい意味を理解した上で、実際の現場で活用できる具体的な例文を確認していきましょう。もっとも標準的な宴もたけなわではございますが例文は、「本来はもっとこの楽しい時間を続けたいが、時間の都合上、惜しまれつつも一旦区切る」というニュアンスを込めるのが最大のポイントです。
1. 忘年会・新年会・歓送迎会の締め挨拶(幹事・上司向け)
【忘年会や送別会の締め挨拶】では、参加者同士の談笑に割って入る形になるため、まずはしっかりと通りやすい声で注目を集め、場の熱気に対する敬意を示します。
「皆様、グラスをお手元に置かれまして、少々お耳をお貸しいただけますでしょうか。宴もたけなわではございますが、名残を惜しみつつ、予定のお時間が近づいてまいりました。本日は部署の枠を越えて熱気あふれる意見交換ができ、大変有意義な時間となりました。ここで一旦、中締めとさせていただきたく存じます。本日の締めのご挨拶を、営業部の〇〇部長にお願い申し上げます」
2. 結婚式披露宴の結び(プロ司会者の台本フレーズ)
結婚式披露宴お開きの言葉においては、新郎新婦や両家への祝福と、ゲストの温かい歓談への感謝を両立させる構成が求められます。
「ご列席の皆様、楽しいお話は尽きず、宴もたけなわではございますが、結びのお時間が近づいてまいりました。新郎新婦のお二人が皆様からいただいた数々の温かいご祝福は、これからの新しい人生を照らす何よりの道標となることと存じます。それでは、新郎新婦より皆様へ感謝の想いをお伝えする、謝辞の時間へと移らせていただきます」
3. 指名された役員・来賓が行う中締めスピーチ
幹事から「中締めのご挨拶」を振られた上司側の立場でも、このフレーズを効果的なクッション言葉として使えます。
「ただいまご紹介にあずかりました、〇〇部の佐藤でございます。幹事の号令の通り、宴もたけなわのところ誠に恐縮ではございますが、ご指名いただきましたので中締めの一言を申し上げます。今宵は皆の活気ある笑顔を見ることができ、我がチームの結束の強さを再認識いたしました。この勢いそのままに、来期も一丸となって邁進してまいりましょう」