前述のリスクを理解した上で、どうしても業務と個人を切り離すためにサブアカウントが必要な読者に向けて、トラブルを最小限に抑える確実な作成・設定手順を解説します。
ステップ1:Webブラウザからサブ用アカウントを発行する
端末の混乱を避けるため、作成作業はPCまたはiPhoneのブラウザ(プライベートブラウズ推奨)で行います。
- ブラウザで「Apple Account」の公式サインインポータル(account.apple.com)へアクセスします。
- 画面右上のメニューから「Appleアカウントを作成」を選択します。
- 新規に用意したサブ専用メールアドレス、パスワード、氏名を入力します。
- 電話番号には現在利用中の番号を入力し、SMSで届く6桁の確認コードで認証を完了させます。
- 支払い方法の画面では「なし」が選択されていることを確認して登録を完了します。
ステップ2:1台のiPhoneで使い分ける場合の「二重サインイン」設定
iPhoneには、「iCloudのデータ同期(写真や連絡先)」を司るアカウントと、「App Storeやメディア購入」を司るアカウントを別々にサインインさせる高度な設定が備わっています。これを利用するのが最も安全な共存テクニックです。
- 「設定」アプリ最上部のユーザー名をタップし、iCloudにはメインの個人用アカウントを設定しておきます(写真やメッセージの安全を確保)。
- 同じ画面内にある「メディアと購入」の項目をタップします。
- ポップアップが表示されたら「サインアウト」を選択します(※iCloud自体からはログアウトされません)。
- 再度「メディアと購入」をタップし、作成したサブアカウントでサインインします。
この設定を行えば、プライベートな写真や連絡先はメインアカウントで安全にバックアップされつつ、App Storeでのアプリダウンロードや開発検証のみをサブアカウントの管轄に切り離すことが可能です。