一方で、長年現場を共にしてきた番組制作スタッフ、舞台関係者、共演者による氷川きよしの評判は極めて高い水準を維持しています。一時的なスキャンダル報道とは対照的に、現場で実際に接した人々からは「気配りの塊」「誰に対しても腰が低い」という証言が圧倒的多数を占めます。
テレビ局のチーフディレクターは次のように証言しています。「氷川さんはスタジオに入ると、大御所タレントだけでなく、一番若いADや美術スタッフにまで自ら歩み寄って『おはようございます、今日もよろしくお願いします』と頭を下げます。長年トップに君臨しているスターで、ここまで現場の末端にまで目配りができる人は極めて稀です」。
また、共演者に対する気遣いも知られています。舞台の長期公演では、共演者や裏方スタッフ全員分の食事を手配したり、手書きのメッセージを添えた差し入れを行ったりすることが恒例となっています。自らを「意地悪」と冗談めかして呼ぶ一方で、他者の苦労や痛みに敏感に寄り添う繊細な優しさこそが、業界内で20年以上にわたり愛され続ける最大の理由です。
さらに、ファンの間で語り草となっているのがコンサートや握手会における徹底した「神対応」です。車椅子で来場したファンに対してステージから降りて自ら駆け寄る姿や、高齢のファンの目線の高さまで屈んで両手で包み込むように手を握る姿勢は、デビュー初期から現在まで一切変わっていません。