インフラが向上したとはいえ、現地を歩く際には日本とは異なる独自のシステムによって思わぬトラブルに遭遇することがあります。典型的な盲点と、知っておくべき快適スポットの活用術を整理しました。
まず警戒すべきなのが韓国地下鉄トイレ場所のトラップです。日本の地下鉄駅では改札を通った後のコンコースやホームにトイレが配置されているのが通例ですが、ソウル交通公社が運営する地下鉄網では、トイレの約7割が「改札の外(改札口を出る前)」に設置されています。電車を降りてトイレに行こうと改札を探しても見当たらず、改札ゲートの外側に見つけて慌ててカードをタッチして追加運賃を支払ってしまうケースが後を絶ちません。
もし改札内にトイレがない駅で一時出場したい場合は、車椅子用のワイドゲート横にある「ヘルプコール(호출벨)」ボタンを押し、駅員に「ファジャンシル(화장실=トイレ)」と告げれば改札を開けてもらえる運用になっています。また、T-moneyなどの交通系ICカードは、同じ駅であれば5分以内(一部路線は15分以内)の再改札で運賃が二重引き落としされない救済ルールが整備されています。
一方、観光客が集中する主要エリアで迷わず駆け込めるソウル駅トイレ事情は極めて良好です。KTXソウル駅の2階および3階コンコースには、フライト前後の旅行者が大型スーツケースを持ったままでも利用しやすいバリアフリー大型ブースが複数整備されています。清掃頻度も1時間に複数回実施されており、紙の流れや水圧も申し分ありません。
街中で急に利用したくなった際に覚えておくべき韓国トイレきれいな場所の代表格は、各地の大型百貨店(明洞のロッテ百貨店本店・新世界百貨店本店、江南の現代百貨店など)や、大型書店の「教保文庫(キョボムンゴ)」、そしてグローバル展開している高級ホテルのロビー階です。これらは暗証番号のロックがなく、誰でも安全かつ清潔に利用できるオアシスとして重宝します。
なお、個室に入った瞬間に紙を流してよいか迷った際は、壁面やドアの張り紙を確認してください。以下の韓国語表現を覚えておくだけで瞬時に判別可能です。
【現場で見かける警告シールの見分け方】
・「휴지는 변기에 넣어주세요」(ペーパーは便器に入れてください) ➔ 直接流してOK
・「휴지는 휴지통에 버려주세요」(ペーパーはゴミ箱に捨ててください) ➔ ゴミ箱へ廃棄
・「변기가 막히니 휴지를 넣지 마세요」(便器が詰まるので紙を入れないでください) ➔ 直接投入は厳禁