『仮面ライダージオウ』の第1話が放送された2018年9月2日の朝、SNS(当時のTwitter)はウールが登場した瞬間に凄まじい熱量で沸き立ちました。「あの可愛い子は誰?」「ヒロインかと思ったら男の子だった」「美少年すぎて画面から目が離せない」といった声が怒涛の勢いで投稿され、トレンド上位を席巻したのです。
当時、大手映画・エンタメ情報メディアのシネマトゥデイをはじめとする各社が「仮面ライダージオウの超美少年!板垣李光人が話題」と特集記事を配信。インタビュー取材において、本人は急激な反響に対して驚きを見せつつも、役柄について真摯に語っていました。中性的な美貌にウェーブがかったヘアスタイル、青を基調としたスタイリッシュな衣装を身にまとい、悪戯っぽく微笑みながら時を止める姿は、従来の「特撮の悪役」という固定観念を根底から覆すものでした。
視聴者のコミュニティ(SNSや特撮掲示板)で特に評価されたのは、単なるビジュアルの美しさにとどまらない、指先の所作や視線の動かし方にまで計算された表現の緻密さです。邪悪になりきれない少年の幼さ、時折見せる孤独や哀愁を16歳の板垣李光人が見事に体現していたからこそ、ウールというキャラクターは老若男女幅広い層の心を掴み、単なる敵キャラを超えた熱狂的なファン層を生み出しました。