三頭筋のバルクアップにおいて、精神面が結果を大きく左右します。ジムで見かける「太くならない人」の典型例は、自分の筋力に見合わないプレートをセットし、全身を激しく揺らしながら重量を押し込むトレーニーです。
心理学的に見れば、これは「重い重量を扱っている姿を誇示したい」という承認欲求や、数字への過剰な執着(エゴリフティング)から生じる自己防衛反応の一種と言えます。しかし、筋肉は「持ち上がった重量」を認識しているのではなく、自身にかかる「力学的張力(メカニカルテンション)」を感知して肥大します。見栄を捨てて重量を20%落とし、三頭筋だけでコントロールした瞬間に驚くほどの成長が始まる事例は枚挙にいとまがありません。
三頭筋トレーニングに本格着手すべき人
- Tシャツやシャツを着たときに腕周りの立体感・厚みを際立たせたい人
- ベンチプレスなどの上半身プレスの挙上重量が頭打ちになっている人
- 二頭筋のトレーニングばかりで腕の成長が停滞している人
現在のやり方を見直すべき・慎重になるべき人
- 既に肘の曲げ伸ばし時にピキッとした鋭い痛みを感じている人(一度負荷を抜き、治療とフォーム修正が最優先)
- 動作の反動を使わなければ指定回数をこなせない重量設定に固執している人
- 肩関節の柔軟性が極端に低く、腕を真上に上げただけで肩がすくんでしまう人(先に胸郭と肩甲骨の可動域確保が必要)