よく混同される手続きに「復氏届」がある。これは結婚によって変更した苗字を、配偶者の死後に旧姓へ戻すための手続きだ。重要なのは、婚姻関係終了届と復氏届はまったく独立した別の手続きであるという点である。姻族関係を断ち切っても苗字はそのまま配偶者の姓を名乗り続けることが可能であり、逆に旧姓に戻しながら姻族関係をそのまま維持することもできる。
自身の生活環境やキャリア、あるいは子どもと同じ苗字を維持したいかといった実生活への影響を考慮し、一方だけを提出するか、両方を同時に提出するかを選択する。自身の将来像に合わせたしなやかなアプローチが可能だ。