「暗い結末」を扱う言葉は多いが、混同されがちな概念との違いを整理しておこう。
まず「バッドエンド」は、登場人物も読者も悲しみや不条理に打ちひしがれる結末を指す。一方、「ビターエンド」は苦い現実を受け入れつつも微かな希望を残す、後味の切ない幕引きだ。
これらに対し、メリバの決定的な境界線は「当事者の幸福感」にある。周りがどれほど涙を流そうと、当事者が微笑みながら身を投げ出しているなら、それは間違いなくメリバだ。「悲劇の中にある狂気的な満足」こそが、他のバッド展開と一線を画す最大のポイントと言える。