白血病の恐ろしさは、発症初期の自覚症状が「風邪の初期症状」や「多忙による過労」と酷似している点にあります。闘病を経験した俳優たちの手記や会見記録を精査すると、共通する身体の異変が浮かび上がってきます。
最も典型的な兆候は、「原因不明の微熱や発熱が長引く」「階段を登るだけで息切れや動悸が激しくなる」「打撲の覚えがないのに青あざや紫斑が多発する」という3大症状です。骨髄内で異常な白血病細胞が無制限に増殖することで、正常な赤血球(酸素運搬)、血小板(止血)、正常な白血球(免疫)が作られなくなるために起こります。
実際に吉井怜は、ロケ地での撮影中に「異常な口内炎の多発と歯茎からの出血、全身の強い倦怠感」を訴えていました。また渡辺謙も、連日の過密スケジュールの中で抜けきらない疲労感と強い貧血症状を自覚したことが精密検査の契機となりました。単なる体調不良と過信せず、血液検査(CBC:血球算定検査)を迅速に受けることが、命を分ける決定打となります。