ハンマー投げ世界記録の真相!30年以上不滅の理由と室伏の壁

ハンマー投げ世界記録の真相!30年以上不滅の理由と室伏の壁

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ハンマー投げという競技の全体像を掴むには、男子と女子の規格差と歴代トップの顔ぶれを客観的に比較することが欠かせません。陸上投擲種目の中でも、ハンマーの重量設定は男女で明確に差別化されています。

区分世界記録保持者・記録ハンマー重量・器具規格編集部の見解・評価男子世界記録ユーリ・セディフ(ソ連)
86m74(1986年)重量:7.260kg(16ポンド)
全長:117.5〜121.5cm冷戦期の怪物記録。現代の投擲界においては83mを超えれば世界大会の金メダル圏内となる。男子歴代2位セルゲイ・リトビノフ(ソ連)
86m04(1986年)同上セディフの最大のライバル。86m台を投げた人類は歴史上セディフとリトビノフの2名のみ。日本男子記録室伏広治(日本)
84m86(2003年)同上世界歴代実質5位(後年の検体再検査等で抹消・疑惑のある記録を除く公認記録として21世紀最高水準)。女子世界記録アニタ・ヴォダルチク(ポーランド)
82m98(2016年)重量:4.000kg
全長:116.0〜119.5cm五輪3連覇を達成した女子投擲界の絶対的女王。女性として前人未到の80m台を幾度も突破。日本女子記録室伏由佳(日本)
67m77(2004年)同上世界記録との開きが男子より大きく、国際舞台での体格・パワー差がより顕著に現れる領域。

女子ハンマー投げがオリンピックの正式種目に採用されたのは2000年のシドニー大会であり、男子の1900年パリ大会と比べると実に1世紀もの隔たりがあります。種目自体の歴史が浅かったため、ポーランドのアニタ・ヴォダルチクが自らの手で幾度も世界記録を更新し、80m超のフロンティアを切り拓きました。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。